連日熱い戦いを見せてくれている東京オリンピック!
白井健三さんが、体操競技の解説でテレビ出演されておられましたね!
あれ?!、選手じゃなくなったの?と思われた方!
そうなんです!
ひねり王子と名高い白井健三選手は、今年の6月に引退されておられます。
この記事では、白井選手の引退理由と時期、今何をされておられるのかについて書いていますよ!
白井健三選手はいつ引退したの?
白井健三選手は、今年6月5日、6日に行われた、全日本体操種目別選手権を最後に、選手生活を終えられたそうです。
今年2021年6月16日に引退発表会見をされておられました。
内村航平選手よりも先に引退するとは、思いませんでしたね。
白井選手が引退した理由は?
ご本人が、インスタグラムで【ご報告】ということで、引退理由も書かれておられましたが、
以前から東京(オリンピック)の年まで、と決めていたそうなんです。
そして、代表選考レースを、白井健三として戦い抜くことができたため後悔がない、ということでした。
オリンピックや、世界選手権でたくさんのメダルを獲得し、体操競技から学んだ、人としてのあり方を、貴重な経験を選手に伝えていきたいという想いが強くなったから、だということだそうなんです。
一部抜粋(最後に全文を載せさせていただきます)
大学卒業後も拠点を変えずに練習をしていましたが、徐々に自分の成功に対する喜びより、学生や後輩の成功に対する喜びが大きくなり、この喜びに自分が携わることができたらという想いがどんどんと大きくなっていきました。
(インスタグラム公式アカウントより)
明日8/4の
zip、スッキリ、ひるおびに出演させて頂きます☺️オリンピック、体操の素晴らしさを自分の言葉で皆さんにお伝えできるよう頑張ります👍
こんな機会を頂けるのも選手、スタッフの皆様方のおかげです。感謝してたくさん挑戦します✌️
— Kenzo shirai (@kenzo8824) August 3, 2021
白井選手は今、何をしているの?
数々の功績を残されてきた白井健三選手、
現在は、日本体育大学の助教(じょきょう)になられて、日本体育大学の、男子体操コーチとして日々を送られておられます。
助教とは、
助教とは、
大学の場合、教授→准教授→講師の次に位置する教員だそうですよ。
といっても、今年の6月に引退されて、まだそんなに経っていませんね。
東京オリンピックでは、体操競技の解説で、
ZIPやスッキリ、ひるおびに出演されています。
明るいキャラクターなので、以前はいくつものCMにも出演されておられました。
これを機に、またテレビなどに出演して、楽しませてほしいものですね!
2018年の東京W杯では、
東京オリンピックで、女子個人初の銅メダルを獲得した村上茉愛さんとともに優勝されました。
(インスタグラム公式アカウントより)
白井健三選手は、公式アカウントとは別に、食べることが好き!ということで、「食べ物日記」なるアカウントも開設されておられるんです。
「体操以外の数少ない趣味」だそうですよ♪
白井健三選手のこれまで
白井健三選手は、床運動と跳馬が得意な体操選手で、
神奈川県横浜市の生まれです。
2人の兄と共に、3歳から体操を始めました。
お父様は、元体操選手の白井勝晃さんで、鶴見ジュニア体操クラブという体操クラブを2005年に設立されておられます。
その頃から白井健三選手も、本格的に体操競技に取り組み始めたそうです。
中学時代は選手権大会に出場し、床運動で2位になり注目を集められました。
高校時代には、いくつもの選手権大会で優勝を飾りますが、
床運動や跳馬でのひねり技を連発し、
「シライ」や「シライ2」、「シライ/グエン」など、超難度のひねり技を成功させます。
そうして技の名前に、ご自身のシライが命名され、ギネス世界記録にも認定されました。
日本体育大学に進学してからも、大会での金メダル獲得や、新たな「シライ3」の成功と命名、
そして、2016年初出場、リオデジャネイロオリンピックでも金メダル、銅メダルを獲得するなど、
数々の快挙を成し遂げます。
そうして、紫綬褒章を受章されました。
すごいことですが、これだけの功績において、当然の褒章でもありますよね。
これだけの経験をしても尚、まだ24歳という若さなんですよね。
さいごに
最後に、公式インスタグラムでの、ご本人からの引退報告の全文を引用させて頂きますね。
【ご報告】
先日の全日本体操種目別選手権を最後に現役を引退しました。
突然のご報告になってしまい、中には驚く方もいらっしゃるかと思います。しかし僕の中ではずっと前から「東京の年まで」と決めていて、今年の代表選考レースを白井健三として戦い抜くことができたため後悔なく選手生活を終えることができました。
24歳という年齢での引退は早すぎると思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、僕は誰に何を言われようと「幸せな競技人生だった」と胸を張って言い切ることができます。
唯一の後悔といえば、皆さんに白井健三の最後を事前にお知らせすることができなかったということくらいです。
皆様のご支援、ご声援のお陰でオリンピックで2個、世界選手権で11個、全日本選手権で17個のメダルを獲得することができましたが、僕が体操競技を通して得たことはこの結果ではありません。
結果を出す人はどんな行動を取っているのか、結果を出した人はどんな行動を取るべきなのか。選手としてではなく1人の人間として人から学び、実践する。こういった競技者である以前の人としてのあり方を体操競技から学ぶことができた気がします。
僕がこのタイミングで引退を決意した理由も、成績不振で選手として限界が見えたからではありません。僕がこれまでさせて頂いた貴重な経験を選手に伝えていきたいという想いが強くなったからです。
大学卒業後も拠点を変えずに練習をしていましたが、徐々に自分の成功に対する喜びより、学生や後輩の成功に対する喜びが大きくなり、この喜びに自分が携わることができたらという想いがどんどんと大きくなっていき ました。
引退試合を終えた後、日本体育大学の男子コーチとして既に歩みを進めています。幸せなことに僕には自分自身がした貴重な経験を伝えていきたいと思える学生がいます。僕の存在価値を見出してくれる学生がいます。今は右も左も分からず、とにかく学生にアドバイスをすることくらいしかできませんが、日々選手から学び、成長していけるように精進していく所存です。
体操選手・白井健三という肩書きとはお別れですが、今後も体操競技に関わり、発展させていきたいという想いは変わりません。試合会場でもコーチとして走り回っていると思います。まだ皆さんの前からいなくなるわけではありませんのでご安心ください!
何かと力不足な白井健三を今後ともご支援いただけると幸いです。
今までありがとうございました!
そして、よろしくお願いいたします!
(インスタグラム公式アカウントより)
なんだか泣けてきちゃいますね!
白井健三選手、これからもいろんな形でご活躍されてくださいね!